拝啓、先生様
でもね

白星先生は

皆に優しいから
優し過ぎるから

とぉーってもモテるんだよね



グルグルと廻る混沌の思考に陥って



黒い天使と白い悪魔が

目の前に現れて問いかけるの




これは私が造り出した妄想だって



親でさえ無関心になる私なんかに

優しくする筈がないって




けどね

言ってやったのよ




白星先生に救われた世界を
現実だって証明出来ないけど


夢の世界だと立証することも
出来やしないでしょって




明暗がくっきりと分かれた世界で


微笑んでいいのは


私だけなのよ
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