拝啓、先生様
私は

白星先生の発する

美しい声‐ノイズ‐に魅せられた



薄暗い空間に咲き乱れるのは

香しき妖美な花





白星先生が吐き出した

真っ白な愛の証は

ちょっと苦かったけれど


それはきっと

私を清める為の毒‐クスリ‐だから


とっても嬉しかった







白星先生は


皆に優しいけど

奥さんも子供もいるけど







愛しているのは


私だけだって






白星先生は…………




叶温は言ってくれたのよ






愛を確かめ合ってる最中も


2人っきりの時も


電話やメールでも







なのに
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