クール男子の取扱説明書



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「今井くん、おっはよーう!!」



今日も相変わらずテンションが高い石原さん。

しょうがないから、今日は特別。



「おはよ」


挨拶を返してあげた。



「また今日も返してくれな……って、え!?嘘でしょ!」



俺が挨拶をしただけで、こんなに驚く人がいるのかってくらいに驚く石原さん。

その姿を見てるとついついこっちまで笑ってしまいそうで、気を引き締める。



「今井くん、もう1回言って~!」


「やだ」



まぁ、ただの気まぐれだし。
石原さんを好きになるなんてことはありえないけど。


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