クール男子の取扱説明書



「由良!」


「中村~のっち~!」


中村とのっちの手には大きな荷物。


「……およ?」


「由良、あんたお土産なんにも買ってないの!?」


「はっっ!忘れてた!」


お土産を買うことを忘れた私は中村に頭を叩かれた。


「く、空港で買うからさ」


そう。今日は最終日だったから、もう帰る時間で、今から空港に向かって東京へ飛ぶ。


< 345 / 452 >

この作品をシェア

pagetop