クール男子の取扱説明書
「だから、私頑張る。猛アタックするから」
「あれ以上アタックしたら、どうなんのよ」
「えー、あれ以上って何!?聞きたい聞きたい!」
亜紀さんが、中村の言葉にのって、私の昔武勇伝を話し始めた。
もう、恥ずかしいことばかりで。
それでも、私には誇らしい。
「あっはは!由良ちゃん最高だよ!」
「嬉しくないです!」
「でも、すっごい好きだって伝わってくるよ」
亜紀さんは、大人の女性って感じで。私みたいな子供じゃないし。かっこいい。綺麗だし。