クール男子の取扱説明書



「別に、イケメンじゃないですよ」


渉は、笑いながら流した。とりあえず、何度もいうけど俺からはその女子は見えない。


「渉行くよ」


俺は、渉の後ろから隣に移動して渉を呼んだ。


「え、なに!友達もめっちゃイケメン!」


えっと……多分声からして、ぶつかったこの友達のサキさん。


そして、その隣には、温泉から上がったから顔が赤いのか、俺をガン見してくる……えっと……カオルさん。


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