クール男子の取扱説明書



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「あ、来たきた!おせーよ、今井と佐倉」


「ごめんねーちょっと女の子とさぁ」


「一々言わなくていいから」


さっき、女子2人とぶつかったことをみんながいる前で言おうとしてる渉を止める。


「女の子?」


案の定、渉の彼女の中村さんが嫌な顔をした。あんなこと言わなくていいのに……


「いや、何も無いよ?舞琴ちゃん」


「ふーん?」


「馬鹿だろ、渉、お前馬鹿だろ」


俺は、渉の耳元でそう言った。すると、渉は「え~」何て言いながら嘘泣き。
本当、中村さんはこれから苦労するよ。


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