クール男子の取扱説明書



「今井くん~……」



頭良くなりたい
頭良くなりたい
頭良くなりたい



呪文みたいに、心の中で呟く。




「やっぱり、今井くん」



「さっきから、人の名前呼んでなんなの?」




いきなり教室の扉から、そんな言葉が聞こえて、思わず振り返る。


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