生徒会長の言う通り
『会長!
足は大丈夫なんですか?』


心配そうに駆け寄る凰君


『うん、捻っていた程度だから大丈夫』


『そうですか…。あんまり無茶しないで下さいね!
あと、荷物頼んですみません…』



『どうして謝るの?
私が謝る立場なのに』


おかしな、凰君。
頼んでくれたのに謝られるなんて


『あ、荷物大丈夫だった?誰かに手伝ってもらったとか…』


『あ、はい!
新垣先生に手伝ってもらいました!
まぁ、先輩を探していたみたいですけど。最後までしてもらっちゃって…』


へ…翔太がね…。
しかし、なんで私を探していたんだろ


あ、探し物って救護車で言ってた。


私だったんだ



『ったく、モノ扱いして。』

『ん?なにか言いました?』


『いや、なんでもない。
さ、テントやりましょうか』



私はてきぱきと仕事をこなすことに集中した
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