生徒会長の言う通り

遅めの誕生日


______________


無事に体育祭も終わり、体育祭で出た費用も計算済み


生徒会へ出た書類も記入済。



気ままに学校生活を送るだけの一ヶ月となった。


なにもかも終わったと思った。
けれど、違った。


『…誕生日プレゼント。やるのを忘れてた』


『大事件!!!!どーするの!もう3日も過ぎてる!』



ギーンと高い声を出す百依里。


本当は体育祭の時にあげようと思っていたけど、何故だか引き出しに入れた筈が無かった。


けれど、今日になって引き出しの中にちゃんと入っていたんだ。


どうして?


あのボスギャル達が隠していた…か?


でも、隠してまた戻したの?


おかしな出来事だった。


それに、これを翔太にやるなんてなんで知っているんだろう



そればかり頭の中でぐるぐると廻っていた



『うるさいよ、百依里。
まぁ、過ぎたのはしょうがない。
今日渡しに行ってくる』



『だね!!
頑張って渡してきてね!』


なにを一体頑張るんだろ



『うん、分かった』


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