生徒会長の言う通り
『本当に、恐ろしいわ。年頃の高校生は』


『何のことですか』


琴葉は、自分の鞄からエプロンを取り出し

着ていく


『だって、先生の家だぞ?
しかも、男。お前は危機感がないのか』


『先生と私は昔の仲です。』

はぁ。

こりゃ、ダメだ。


こいつは、説得力がなさ過ぎる。

もしも、琴葉が他の男の家に行っても
あまり変わらないと思う。

琴葉は、すぐに食われてしまう。


男の餌食となる

そんなことさせてたまるか。



『先生』


『ん?』



…色んなことを考えていた。

酷く考えすぎだ。

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