生徒会長の言う通り
『許可ってなんの許可ですか』



『ん?生徒会長に保護してもらおうかと思って校長に相談したらOKの許可が降りたってわけ。』


…はい?
とんでもないこと校長は許可したのか。



『私はなにも聞いてないです。』



私は学校に着くと下駄箱で教頭が待っていた。



頭が余分に大きくて皆から言われるあだ名"顔でっかち"


『お、新垣先生も一緒だったか。
校長が呼んでいるから新垣先生と羽劉院は校長室に行きなさい。』




『ほらな、ちゃんと言ってるって言ったろ』

こそこそと話す先生。
ニッと笑った顔にドキッとしてしまった。



…美男だから?



まぁ、何か病気でもかかったんだろう。



『はい、すぐに向かいます』







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