生徒会長の言う通り
『こんなリアルな夢なんてないですよね。
まさか、こんな展開になるだなんて予想外でした』
『ん、確かにな。
って、あれ…?』
『え?』
私に近寄る、翔太。
どんどん近くなって相手の息が鼻にかかる
綺麗な顔が私のすぐ近くにある
私は、硬直した
キスされると理解したから
キスくらい…、翔太ならば。
…っ!!
頭の中でフラッシュバックする記憶
思い出したくない記憶。
"羽劉院さんって顔がいいからって普通せんせー取る?"
"ありえないわー"
"ドン引き"
え?
いつの話?
男の子と女の子達が囲んで話をしてる
学ランでセーラー服となると中学生
中学の記憶?
"君たち!どういう事か説明してくれ!"
"校長、実はこの女子生徒に好意をもたれてしまい。どうも出来なかったんです。"
"なに!?君は優等生でありながらしかも、生徒会に入ってもいるのにそんなことに手を染めてしまったのか!!"