生徒会長の言う通り
そう決意したとき
私はぱっと周りを見るともう教室には誰も居なかった


放課後に話すのはいいけど話に熱中して喋り出してしまう



私と百依里は一緒に教室を出て

百依里は用事があるからと下駄箱と真逆の方向へと歩いていった


『…百依里最近用事多いな…
大変そう』



私は下駄箱へと急ぐとちょっと不機嫌な翔太がいた


『…遅い。先生あれこれ30分待ってましたけど〜』

拗ねた顔でそんな事言わないでほしい
子供みたいにみえるから




私は翔太の横に並んで


『ごめんなさい。百依里と喋ってたら時間過ぎてました。』


『………別にいーよ。こんな怒ってたら子供に見えかねないからなー』


十分子供に見えました

そんなことは心の中に入れた
可愛いってことも



『先生。私はいま先生の何ですか??』


ぶはっと翔太は吐き出し目を丸くして私をみつめた



『ん、、
琴葉はどんなポディションがいい??』


…まさか聞き返されるとは思いも知らなかった

30分も待たされたからその恨みなのか…


根から子供だと分かってしまった

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