生徒会長の言う通り
今は傍にいるっていう特権しかないけど
焦らず、

遠回りしても必ずゴールはあるから



『私はそう思ってます』



『……先生なんか感動』

ボソッとつぶやく翔太



『なぁ、今日も家来るんだろ?』

首を傾げ"もちろん来るよな?"って強制的でもあるような感じの目をして訴えていた

そんなに寂しいのかって思わず笑ってしまいそう

少し前の関係と断然に違った


こんなにも愛おしいと思ってしまうなんて


すれ違いでこんなにも年を越すなんて


『はい!もちろん行きます』

私は翔太との距離を詰め寄りニッコリと笑顔で言った


side_翔太


琴葉はべったりとくっ付いて

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