生徒会長の言う通り
これから、いつも通りの日課が変わる。


ガラリと。




この日課でこの日常で何か変わるだろうか。


私自身、新垣先生と関わって変われたらいいと思う。



けど、半年見ていて熱血教師とは思えないし

そうだとしたら、逆に引く。



チャラそうだし。



教師と思えないし。



同い年レベルなんじゃないかとか思う。





『…可能性は、0に近い。』



『ん?何か言ったか?』


『いえ、何も無いです。っというか、早く職員室に行ったらどうですか。
教室まで送ってもらってもこちらが困ります。』


『んー、"琴葉"が嫌がってもしょうがないだろー?』


『……はい?』



理由が分からない。

いつの間にかついてしまった教室。



相変わらずザワザワと話し声が聞こえる。


少しは黙っていてほしいものだ。


生徒会長として私は言っているんだがな。



『ほらー、自分の席に戻れ~』


『"えーー?新垣先生!?"』


ドカドカと教室の中に入る先生。


一体なにをやってるの!!



ここの担任は原田先生のはず。



副担任は……新垣先生?



『え、待って待って~!!新垣先生が来るなんて一言も聞いてないよ~!
言ってくれれば良かったのに♡』



女子生徒は、ぞろぞろと先生の方に向かい色仕掛け


黄色い声出したり。奇声上げたり。


アイドルかよっ、と突っ込みたくなる。



『…うるさい。
席に戻れと先生に言われなかったのですか?』


ギロりと睨む。

< 14 / 121 >

この作品をシェア

pagetop