生徒会長の言う通り
まだ、眠い…

身体が半分寝ているのだろうか…



規則正しい生活をしてそうな性格だろうが、ダラダラ毎日を過ごしている。


生徒会の仕事があればそれを終わらせるのに時間を費やすがそれ以外ダラダラだった。



『…はぁ』



私は久しぶりにため息をついた



『生徒会長もため息するんだな』



背後で声がする
気持ちがこもっていない


男そのものの声が



『当たり前でしょう。というか、斗真いつからいたの』


振り向かずまっすぐなにもない湖を見る

『羽劉院が来る前から』



独り言聞かれてたか…
少し、恥ずかしいと思った


『ふぅん。っというか、羽劉院じゃなくて琴葉って呼んで』


『…琴葉』


胸が騒ぐ。
男に呼ばれるのはなれないな。


けど、親近感があってやっぱり名前で呼び合うほうが好きだ



『うん、斗真は走りに来たの?』


『いや、ここの湖俺ん家に近くてよく寄って来るんだ』

< 49 / 121 >

この作品をシェア

pagetop