生徒会長の言う通り
『仲良しでいいじゃないですか』



『いつも、こんな感じなのによく仲良しだなって思えるな?』



『ええ、私にはそう見えるんですよ』



『ふーん』



興味あるのかなさそうなのか適当な返事を返す翔太


そして、一時歩いていると女子生徒がだんだん翔太の周りを囲む


私はボディガード。

女子生徒から守らなきゃならない。



それが、なければ別に嫌いな翔太といなくてもいいんだ。


私は不意にそう思った。




昔は嫌だった先生がいまは、なにかを求めるようになって先生が嫌いじゃなくなった



好きだと思う。
先生とし、好きだとは思う



私は翔太に歩み寄り

『どけなさい、あなた達なにをやってるの?次は移動教室でしょ。
ここで、呑気に油売ってないで早く行きなさい』




睨み、近づけないようにする



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