生徒会長の言う通り
『そうなんですか…』



『そ、……そうよ?
そんなわけ…』



油断していた
さっき捻った所を思いっきり再度捻った


有り得ない


最悪な状況だ



というか、恥ずかしい。

捻った挙句に尻もちをつくなんて



『大丈夫ですか!?先輩』


『え、あ…ああ。
大丈夫大丈夫』


思いっきり尻もちなんて。

捻った足首をまくり上げてみると見事にふっくら腫れていた


青くなって痛々しい


『もしかして…』


その時、腕を引っ張られある人物の肩に回される私



『…斗真。』


『足…痛めてんだろ』



なんで、しってるの
そこまで、私を見てくれていた?



自意識過剰なのかもしれない。私は。



『あ、僕も一緒に!』


『いいよ。大丈夫。
荷物を運ぶのが優先だろ?』




確かにそうだ。私が迷惑をかけてるんだ



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