I think you
「あっあのさぁ、ちょうどよかった。俺、お前に話したい事があったんだわ。」


咳払いをして、場の雰囲気を引き締めた。


「ん?何??」


「俺、お前のこと好きだわ!!」


「えっ?」


最近急なことが多すぎる。

頭が一瞬思考停止になってしまう。


「お前が・・・小山田先生となにがあったかしらねぇし、無理やり言ってもらおうとか思ってない。ただ、それ全部ひっくるめて好き・・・なんだ。」

めったに見ない竜太の真剣な顔

それを見たら、きっと本気なんだって分かる。


昨日までのあたしわきっと、『ごめんなさい』って言うと思う。



だけど今のあたしわ竜太の笑顔に救われた。

それに、あたしわ弱ってた。



だから、


「あたしも好き。」


なんて心にも思ってないことわ口にしてしまった。



だけど竜太がすっごく嬉しそうに笑うから・・・



これで、よかったなんて思えてきた。




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