I think you
帰りたくないけど、でも・・・


先生困るよね。


こんなにしてもらった上にわがままいえないや。



「分かったよ。帰るよ。」


「良い子、良い子。」


帰る、とあたしが言うと先生わ笑ってあたしの頭をなでてくれた。


その行動で一気に顔が真っ赤になるあたし。



一緒にいたいよ。
もっと話したいよ。


そんな感情が心からあふれてくる。


「おい、ついたぞ?」


えっ??


気づくと家の前。

いつの間にか寝てたらしい。



「じゃぁ、また今度な。」


先生わそれだけ言うとさっさと車を走らせてしまった。


なんだかなぁ――

さっきまですぐ横にあったぬくもりが今は無い。


楽しかった時間がうそみたいに感じれた。



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