I think you
「先生、短い間だったけどありがとう。先生といた時間わすっごく楽しかったよ。ほんとに。それにね、先生にたくさん救われた。家族・・・先生のおかげでみんな仲良しなんだ!本当に感謝してる。もう、十分!!ありがとう、それから・・・ばいばい。」

涙が零れ落ちる前に、走って帰った。

日誌も置き去りにして。


とにかく急ぐ事しか考えてなくて、周りなんて見てなかった。



ドンッ



「いってぇ~~!!」


かどを曲がったところで誰かとぶつかってしまった。


「ご、ごめんなさいっ!!」


うひゃ~やっちゃたよ・・・


「ってあれ?千夏ぢゃん!?」

うん??

なぁんだ竜太だったんだぁ。


「謝って損しちゃったぁ♪」


「はぁ!!お前失礼だなぁ!!痛かったんだぞ!」



「あはは、うそだって!ごめん、ごめん。」


どうしてかなぁ?先まで悲しかったはずなのに、今わすごく楽しいな。


きっと、竜太のおかげだ♪





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