†天使と小悪魔†
「あのッ、」


キーンコーンカーンコーン。



咲は何か言いかけたが、チャイムにさえぎられてしまった。



「何?」



「ううん。なんでもない・・。」



咲の表情・・・なんか心に引っかかったけれど、あたしはそのまま気づかないふりをしてしまった。


なんとなく今触れてはいけない、そんな気がしたから・・・。



でも、このときの選択が間違ってしまっていたのかもしれないね。



どうしてあたしは、今日にしてしまったんだろう・・・??
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