†天使と小悪魔†
俺は思わず口に含んでいた烏龍茶を吹き出しそうになった。



「は?」


彼女はまだ、質問を続ける。



「だからぁ、天使って言われるの楽しい??」


何コイツ!?って本気で思った。

初対面な俺に、そんなくだらねぇこと聞きやがって・・・。



「別に。全然嬉しくも楽しくもない。だって俺、そんな天使じゃねぇもん。」



むしろ中身は【堕天使】です。



「ふ~ん。じゃ、何で彼女作らないの?」


だから・・・なんでそっちに行くかなぁ??


それは・・・・・・。



「忘れられない人がいるから――。」
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