†天使と小悪魔†
ドンッ。



あたしはその視線の先にあるものにびっくりして、思わずコップの中の水をこぼしてしまった。



「ちょっと、瑠美何してんのっ!?」



そういって咲はパタパタとこっちに駆け寄ってくる。



「ごめん。ボーっとしてた☆」



そんなんじゃない。本当は違う。でも・・言えないの。



やっとわかった。

何で咲が不安そうにしてたのか。


咲が来たとき、一瞬だけ雅斗の動きが止まったのも、あたしだけが気付いてた。


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