†天使と小悪魔†
「聖司とは、うまくいってる??」


自分自身で言葉に出したのに、俺の胸はズキッと痛んだ。



「なんだぁ!知ってたの??うまくいってるよぉ。だって聖くんだよ?あたしは聖くんの隣に居れるだけで幸せなんだもん☆」



そんな幸せそうな彼女を見ると、俺はやっぱり切なくなってしまう。



あの笑顔を俺に向けて欲しかったな・・・。



「そっか。」



一口アイスコーヒーを飲むと、心の渦が消えていった。


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