†天使と小悪魔†
「瑠美~、どうしてそんな暗い顔してんの?つまんない?俺と居るのが。」



孝也はあたしよりも数倍暗そうな顔をしてあたしを見る。



「そんなことないよ☆だってあたし彼女だもん。」



自分で言っておきながら、その言葉に傷つくあたし。



彼氏がほしくて合コンに行って、目的通りに告白されて、彼氏ができて、キスをした。



・・・それだけで十分なのに。もっと、もっと、違う何かがあたしの中に生きている。
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