†天使と小悪魔†
孝也はそうつぶやくと、雅斗たちのほうを振り返った。



でもあたしはそれに気付かず、雅斗を見つめてしまっている。



「・・・・・・・・。」



孝也は無言のままベンチから立ち上がると、スタスタと歩いていってしまった。



「ちょっと、どこに行くの!?」



あたしは孝也の後を追った。




着いた先は、男子バスケ部の部室。孝也がよくサボるために使っているところ・・・。


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