†天使と小悪魔†
バシッ!


最後まで言葉を言い切る前に、あたしのほほに衝撃が走った。



「お前は俺のものだろ?和希のものじゃない。」



怖くて何もいえなかった。



最初に会ったときの孝也は明るくて、優しい人だった。それがこんな少しの時間で変わってしまうなんて・・・。



「きゃっ!!」



急に孝也に腕を引き上げられ、あたしは孝也に抱き寄せられてしまった。

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