†天使と小悪魔†
Last kiss

小悪魔

薄ピンクばかりに囲まれた部屋。ふわふわのベットの上にあたしは寝ていた。


さっきからケータイを閉じたり、開いたり・・・。その繰り返しで、あたしは小さくため息をついた。



痛みはほとんど消えた後の頬は、赤く、少しだけ腫れている。




本当は、泣きたい。泣きたいんだけど、泣けない。



難しい・・・。



「何やってるんだろう?」



こんなはずじゃ、なかったのに――。
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