†天使と小悪魔†
こういう日には決まって何かいいことが起きる。



『キャー!雅斗様ぁ!!!おはようございます☆』


学校にあと20メートルってところで、誰かに声を掛けられた。



「うん、おはよう。」


俺は反射的に笑顔で挨拶をしてしまう。だけど正直、こんなに騒がれるのは苦手・・・。



俺はなぜか鼻血を出して倒れている女の子たちを放って、教室へ向かった。


家が近いおかげで、遅刻しないですむのが俺の自慢。



朝の風の香りを楽しみながら昇降口へ入ると、ある人が目に入った。
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