†天使と小悪魔†

小悪魔

そのときだった。



「瑠美ちゃん!本当に好きな相手を選びなよッ!!自分を責めなくても良いんだよ。」



ハァ・・ハァ・・と、短い呼吸をしながら和希は言った。




「あたし、あたし・・・。」



もう心は決まってる。だけど、勇気が出ない――。



「素直になって良いんだよ??だれも瑠美ちゃんを攻めたりしないから。」



・・・素直に??

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