†天使と小悪魔†
「瑠美・・・ちゃん??」



雅斗は人差し指であたしの目からあふれる涙をすくった。




「大丈夫だよ。孝也はあれでも割り切れたやつだよ。」


和希がそういうと、雅斗は


「ただ愛情表現が不器用なんだ。」


と付け足した。




「ねぇ、本当にあたしのこと好きなの?」



雅斗はいきなりの質問に驚いた様子だった。
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