†天使と小悪魔†
「好きじゃなきゃ、ここまでしないよ。」



そういって、紫色に変わった腕を見せてくれた。さっき孝也のこぶしを止めようと出したから、あざができちゃったんだ・・・。




「ごめんなさい。ごめんなさい、ごめんなさい・・・。」


あたしは彼の腕を傷つけてしまったことに後悔して、何度も謝った。



「大丈夫。ね、泣かないで?俺はそっちのほうが心配だよ。」




『キスして?』


雅斗はあたしの耳元でささやいた。
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