†天使と小悪魔†
頭を明るい茶色に染めていて、制服はそれなりに着ているのにケバい子。そして。なにか不安そうにそこの子を見る美人な子。


あの子・・・ナチュラルでも可愛いと思うんだけどなぁ・・・。


そんなことを考えつつも、俺は教室へ向かった。


【2年B組】の教室に入ると・・・



『キャー!!おはようございまぁす!!』


予想的中、騒がしくなる。



「なんだよ、雅斗。お前のそのモテる要素をひとつでも俺に分けてくれよ。」


彼女らの波を抜け出すと、目の前には和希が立っていた。



「おはよう、和希。でもさ、好きでもない人にモテてもねぇ・・・。」
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