ステップ・ポジション
間違えたところを消そうと思ってたけど、
消せるものがないとなにもできないし、
しかたなく先の問題へ進もうと諦めた時、
スッ―――
「!? 」
隣に座っていた彼が静かに私の前へ消しゴムを差し出してきたの。
「えっ??」
目を丸くしながら、その手をずっと眺めていた私に、落ち着いた声で彼が言った。
「落としたんだろ?これ、使っていいよ。」
「あっ…ありがとう!!」
「ん。」
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*
消せるものがないとなにもできないし、
しかたなく先の問題へ進もうと諦めた時、
スッ―――
「!? 」
隣に座っていた彼が静かに私の前へ消しゴムを差し出してきたの。
「えっ??」
目を丸くしながら、その手をずっと眺めていた私に、落ち着いた声で彼が言った。
「落としたんだろ?これ、使っていいよ。」
「あっ…ありがとう!!」
「ん。」
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