天使が私に落ちてくる

そこいらへんの感覚が天使な容姿を持つ彼とあたしの違いだ。

安定の天使っぷり。中も外も美しいのは、やっぱり天使だからに他ならない。

今日は、そんな天使に喜んでもらうべくスケジュールを組んだんだから!

「今日はバッチリ予定を立ててきたから任せて」

「それじゃ結香ちゃんに任せるね」


天使スマイルであたしの胸はバクバクです。それからスイカで移動して着いたところは、遊園地!

恋人同士の定番!

乗り物に乗る待ち時間も手をつないだり、おしゃべりして楽しく過ごすのだ!

さあ、何に乗ろうか。この遊園地にしたのは、大きい観覧車があるからで他の乗り物についてはあまり気にしていなかったけど……あれ……なんだかジェットコースターが多いよ……

キャーって叫び声をあげながら横をアップダウンして走り抜けていった。思わず手に汗握ることになる。

……怖いかも。



まってまって最後に遊園地に来たのは、小学校だったよね。その時は子供だから怖かっただけで、大きくなった今なら、大丈夫………
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