オフィスの恋愛事情
「大路君?」



そう言うか、言わないかの間に、きつく抱きしめられて、私は大路くんの胸の中にいた。




「俺のことだけ、見ててよ」




大路くんの甘い声が響いて、私の意識は、そこで途絶えた。



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