オフィスの恋愛事情
「碧君、何だか、激しい」



息も切れ切れに、私は碧君にささやいた。




「みなおのせいだ、ほかの男としたから」




顔を伏せた私の腕を引っ張って、碧君は、ホテルの部屋に入った。




突然、ベッドに身体を投げ出された。ショックで呆然とする私に、碧君は覆いかぶさった。




「みなおの身体に教えてあげる。みなおは俺のものだから」




荒々しく、服を脱がされた。





色っぽい目つきで、碧君は私をなめ回すように、見つめた。




「嫌だ、恥ずかしい」




「そんなかっこで、いやだなんて、言ったって、説得力、ゼロなんだけど」
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