オフィスの恋愛事情
「そんなこと、ないよ。私、今凄い、幸せ。悠斗がそばにいるから」




悠斗は、ただ、黙っていた。



「何、考えてるの?」




「みなおには、もっとふさわしい人がいるんじゃないかって思う」



突然、悠斗は私に言った。




「私と、別れたいの?」




悠斗は、暫く、黙った。それから、私に告げた。





「そのほうが、みなおにとっても、いいと思うんだ」
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