オフィスの恋愛事情
こたつの熱で、まったりした頭で、目を閉じると、小さなクリスマスツリーのライトが、私の閉じた目にも、射した。





こんなことになっても、プロポーズの続き、を心のどこかで待ってるんだ。私。




神宮寺さんが、やっぱりみなおじゃないと、駄目なんだ、なんて言って、部屋のドアを、ノックするの。



私は、びっくりして、ドア越しに、いや、もう遅いわ、出て行って、




て言うんだけど、神宮寺さんは




俺は、みなおがドアを開けるまで、ずっと待ってる。




っていうの。



根負けして、ドアを開けたら、婚約指輪を持った、神宮寺さんが、片ひざをついて、ひざまずいて、私の手を取るの。




結婚してくれ

< 157 / 209 >

この作品をシェア

pagetop