オフィスの恋愛事情
一年前に、おんなじような、気持ちになったんだ。




このまま、素直に身を任せたら、何か、変わるのかな?




私も、私たちも。





ようやく顔を上げた私の額に、碧君はそっと、唇を付けた。




ああ、私は、これを求めてたんだ。




ようやく、安心した。




ずっと、ずっと、一人で寂しかったから。




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