オフィスの恋愛事情
その晩は、神宮寺さんの提案で、会社から数駅ほど離れた場所にある、話題のイタリアンレストランに行った。
神宮寺さんは、優しく私をエスコートしてくれた。
「実は、僕、前から、経理部に行く度に、山田さんに声かけたいなって、思ってたんだ」
屈託のない顔で、素直に気持ちを伝える神宮寺さんは、こんなときは、年下みたいだ。
「でも、会社だし、断られたらって思って、なかなか声掛けれなかったけど、今夜、こんな風に一緒に食事できて、嬉しいよ」
「え、でもどうして?私たち、そんなに話したこと、ないし」
「でも、ほら、いつもにこにこ、大きな声で挨拶してくれたでしょ、段々気になる存在になってきて、気が付いたら、」
神宮寺さんは、優しく私をエスコートしてくれた。
「実は、僕、前から、経理部に行く度に、山田さんに声かけたいなって、思ってたんだ」
屈託のない顔で、素直に気持ちを伝える神宮寺さんは、こんなときは、年下みたいだ。
「でも、会社だし、断られたらって思って、なかなか声掛けれなかったけど、今夜、こんな風に一緒に食事できて、嬉しいよ」
「え、でもどうして?私たち、そんなに話したこと、ないし」
「でも、ほら、いつもにこにこ、大きな声で挨拶してくれたでしょ、段々気になる存在になってきて、気が付いたら、」