オフィスの恋愛事情
どうして、こんなこと、するの?



私のこと、振ったのは、そっちだよ。



でも。




でも、こうなったら、話し合いしないと、いけない。ふたりっきりで。



悠斗に知られたくない、ていうのは、確かにあるけど、それよりも、私と碧くんは、同期なんだから。




このままじゃ、駄目だ。私だって、確かに、この間までは、彼が好きだったんだから、こんな関係いやだもの。



わたしは、悠斗に、少し遅れて、会いに行く、とメールした。



服も着替えないと。私は、頭のなかで、呟いた。
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