PRINCESS SWORD―姫のツルギは恋を貫く―
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眠れないまま明けた朝
空の端の夜の尻尾を
つかんで引き戻したい位
闇に馴染んだ目が痛い
まぶしく白い光が
僕を溶かしてしまいそう
跡形もなく溶けるなら
むしろ望んでみたいけど
焦ったり妬んだり僻んだり怒ったり
醜い感情程 それはもう 鮮やかに
僕の中に息づいて 僕の形してるから
「そんなモノ 僕じゃない」と
言いたい内は溶けられない
この胸の泥の奥の底
その声をあげたのは何だ?
僕の押し殺した息
僕が忘れたふりの僕
僕にようやく聞こえた
青い月よ 消えないで
この胸の叫びは飼い慣らせないから
☆.。.:*・゜