PRINCESS SWORD―姫のツルギは恋を貫く―
登校してしばらくすると、ホームルームのチャイムが鳴って、担任の先生が小夜子を紹介した。
前の席の友達がわたしを振り返った。
「玉宮さんって、ちょっと鈴蘭と似てるね」
「似てる? そう?」
「髪がキレイなとことか、色白なとことか」
「玉宮さんのほうがよっぽど美人だよ」
「こら、美少女鈴蘭がそんなこと言うな。小柄で巨乳は最強よ、鈴蘭。さわり心地バツグンのマシュマロ乳でしょ」