Heaven~第一章~
「アイツ何やってんだよ」


約束の日。
部屋に入ってくるなりゲラゲラ笑っている。



「知らない」

「いつから居るんだ?」


部屋のカーテンを開け駐車場へ視線を向けた。


「学の通夜から……」

「は?もう一ヶ月半だぞ」

「暇なんじゃないの」

「Heavenの久辺も椿には敵わねーな」

「意味わかんない」

「まぁ、良いや。準備出来てんだろう」

「うん」

「じゃあ、行くか」

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