Heaven~第一章~
あの日と同じ光景を目にする。
無数の光に奏でられている爆音。



それでも一つ違うこと……



みんなも蓮沼と同じ黒い腕章。



同じ光景でも、
意味は全く違う。


あの日は学の引退を祝うもの、
だけど今日は学の死を偲ぶもの。



蓮沼は一旦車を降り、光の中心へと消えて行った。







「気合い入れんぞ!」





蓮沼の唸る怒鳴り声にエンジン音が増えて行く。



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