Heaven~第一章~
蓮沼が車に戻り合図を送る。


何台かのバイクの後にゆっくりと車が走り出す。


蓮沼は何かを想い出しているように、
腕を組み瞳を閉じている。


そんな蓮沼に声をかけることも出来ず、
私は窓の外の光の帯に視線を向けた。







あの日もこんな感じだった。
光の帯の中
学は楽しそうに笑っていた。







「学……」

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