Heaven~第一章~
「桐谷……学?」

「あぁ」

「知らないけど」 

「え?知らないはずないじゃん!」


話に割って入って来たのは、さっき獅朗とゲームをしていた相手だった。


「堕天使の桐谷だよ」

「だよって言われても……そもそもさ"堕天使"って何?」


彼には悪いけど、心当たりはなかった。


「いや、いや、間違える分けないし。桐谷だよ!桐谷学」

「ちょ、ちょっと近いから……」


近づいてくる彼の肩を押した。


< 28 / 250 >

この作品をシェア

pagetop